熱中症の症状になりかけたら
熱中症かもしれない、と思ったらまずまっ先にしなければならない基本中の基本を挙げてみたので、いざというときのために、ぜひ、覚えておこう。

涼しい日陰やクーラーの効いた室内などに移動する
衣類をゆるめて休む
体を冷やす
氷や冷たい水でぬらしたタオルを手足に当てる。
氷や冷たい水がない場合は、タオルやうちわ、衣服などを使ってあおぎ、風を送って冷やす。
水分を補給する
このとき、水分だけではなく、汗によって失われた塩分も補給する必要がある。
0.1%くらいの塩水か、スポーツドリンクを少しずつ何回にも分けて補給しよう。
ここまでは、自分でもできる応急処置。軽い症状の場合はこれで良い場合もあるが、気分が悪くなるほどなら、ここから先は、周囲の人にサポートしてもらう必要がある。あなたの家族や友人・知人が熱中症になったときのことを考えて、ぜひ頭に入れておこう。 また、レジャーなどにでかけるときは、タオルや冷たい水を入れた水筒、スポーツドリンクや日陰をつくれるようなパラソル、レジャーシートなどを持参したい。
回復後もしばらくは静かにすごそう
熱中症は、回復してしまえば終わり、というものではない。一説によると、熱中症になった経験のある人は熱中症になりやすいともいわれている。

また、最近では、熱中症で体温が高くなると、大腸菌でつくられた内毒素が血液中に漏れ出て、体温が正常に戻っても体の抵抗力が弱まるという研究結果もある。

熱中症になった後は、病院を受診して大事をとるとともに、しばらくの間は体をいたわる生活をする必要があるようだ。くれぐれも「もう大丈夫」とばかりに、翌日からまた活発に活動をはじめる、なんて無謀なことをしないように。
熱中症 予防ガイドライン
*環境条件を把握し、それに応じた練習、水分補給を行う。 天候・日陰の確保・水分補給体制・気温・湿度

*水分補給:
 運動前数時間かけてなるべく沢山の水分を少しずつ摂取、運動中は15〜20分おきに150〜300mlの水分を摂りましょう。競技終了後の水分補給も忘れずに。運動終了後しばらくたってから熱中症の症状がでることもしばしばあります。試合などが控えている際は、前の日の晩から水分を多めに摂取すると、熱痙攣などの予防にもなります。

*衣服の工夫:
 なるべく風通しのよい素材の練習着・ユニフォームを選ぶ。色は白っぽいものが熱を吸収せず、望ましい。 帽子なども大切。

*メディカルチェック:
 基礎疾患をもっている人はもちろん、その日の体調(睡眠不足、疲労、下痢、発熱などは活動参加は中止しておく。

*運動前後での体重測定:
 体重の3%以上(例:体重が70キロある人は2.1キロの体重減)が水分で落ちる選手は、他の選手よりも頻繁に水分補給することが必要。

*規則正しい食事の摂取: その日の食事をきちんと摂取していない者がいたら、必ず休ませる

室内・屋外を問わず高温多湿の環境下において熱中症の予防に最大限の努力をすることは大切なことです。熱中症の症状が見られた場合、適切な処置を行わないと生命に関わることになってしまいます。熱痙攣、熱疲労、熱射病など熱中症の症状について正しい知識を持ち、いざ目の前で熱中症の症状で体調の異常に苦しんでいたら、速やかにまわりの人の協力を得ながら処置を行うことができるようにしましょう。

熱中症の予防と対応

熱中症 緊急処置について

現場での処置
@救急車の手配 
A冷房の効いている涼しい部屋か、日陰に移動
B意識水準のチェック(確実に答えることのできる質問をする。おかしな受け答えをする場合は大至急病院へ)
C衣服を脱がせる
D氷で冷やす(わきの下、首の横、股の間の動脈の部分)
Eぬれタオルをかける F風を送る 
G体温のチェック(高温の場合は大至急病院へ)

※ 体温高く、意識障害が見られる場合は、危険性があります。一刻も早く病院へ!